FAコーチングライセンスレベル1
まずははレベル1時のことに関して。
チューターはスティーブというQPR(2011年からプレミアに昇格したチーム)のコーチ。
周りの友人に聞くと、チューターによっては当たり外れがあるらしい。
僕の場合スティーブは完全に当たりでした。
自分の経験を交えながらレベル1なので基本的な事をレクチャーしてくれました。
僕は日本で受講したことないので新鮮だった。
もちろんすべて英語。
僕の場合アメリカの大学にいた4年間での日々が助けになり完全にとけ込めた。
講義中も重要だったけど、講義以外で空いた時間に話を聞きにいったときにどうしたいとか、何をこれからやっていきたいなど相談にも乗ってもらって貴重な意見をいただけたので充実していた。
もちろん、それを鵜呑みにするわけではないけれど、色々な可能性を持っておく事で、自分が持つ選択肢が増えることは本当に重要だと感じる。
その中から自分の判断で『これだ!!』というものを選択して進んでいければと思う。
講義の内容は頂いた冊子を講義で一緒にやり、午後はグラウンドでセッションの練習。
僕のセッションは
『Find a Friend』
長方形のグリットを作り、4つ角に1人ずつ(2人は仲間で対角線にいる)、中は2V2の状態。
グリット内でパスを回しながら4つ角にいる自分の仲間にパスを回すというもの。
そのあとは仲間を2カ所にしてグリット内は3V3の状態。
コーチとして意識する事はグリットの大きさ、選手の理解、セッションの時間。
そして始めと終わりのコミュニケーション。
今までやってきた僕にとっては当たり前だけれど、英語で教えるという点で新鮮さがあり充実した。
これを最終のテストの日もやり、なんなくこなせて晴れて合格できた。
初めてコーチとしての資格だったので嬉しさと、スタート地点にやっと立てた気がした。
FAコーチングライセンスレベル2
レベル2でははじめの宗に集中的に講義と実践を行う。
そして自分のチームに帰ってしっかりセッションプランを立てログを貯める。
それからは約月に1度のペースで集まり、確認とレクチャー。
そして模擬試験をやり、それをパスしたものがファイナルへ進む。
僕の模擬試験でのセッション内容はコンパクトディフェンス
12人のプレーヤーを使ってテクニック、スキル練習からゲーム形式の練習に発展させる20分間のセッション。
テクニックでは3カ所に分けてパッシングで取りにはいかないし攻撃も攻めずにパスを回すだけの2対2。
要は動きの確認。
ディフェンス間の距離と動き、立ち方などを指導。
スキルではディフェンスが取りにいき、攻撃もゴールを目指す。
動きが素早くなり、止まる時間はなく常に動く。
何度か止めて動き方、コミュニケーションの指導。
その次は同じ過程を踏んで2カ所で3対3。
1人増える事で動き方、ディフェンスの距離感を覚えさせる。
10分後にゲーム形式に突入。
4対4+GK+サイドライン外にいる2人のフリーマン、計12人。
ここでは1人がプレスにいき、その他の選手がどのように距離感をつめるか、どこを中心に守るか、立ち位置はボールサイドかゴールサイドかなどを確認させて進める。
デモンストレーションなどを繰り返して教えるがなるべくシンプルにやることが重要。
チューターにも褒められるとなんだか嬉しいが、当たり前という感じ。
ファイナルの課題はスウィッチプレイ
グリッドを二つ作りパスを何本か回した段階で逆のグリットへ展開する。
そこにデフェンスを入れてスキルトレーニングへ。
声かけのタイミングや、余計な情報を与えずに、シンプルに伝えられているかを意識。
そこからスモールゲームに入り、スウィッチを意識させて指導。
ディフェンスには触れずに完全に1つのチームを観る。
オーガナイズを意識して、後は止めすぎずに流す。
チューターからはベストと褒められ無事に合格。
落ちる受験者も中には結構いるので、よかった。
これで次はレベル3 UEFA Bライセンスへ指針が出来た。
UEFA Bコーチングライセンス
イングランド、サウサンプトンでUEFA Bライセンスを受講。
FAレベル2とは比べ物にならないくらいレベルアップした講義、コーチングスタップ。
講義もディスカッションが多く、サッカーについての知識が色々な角度で語られるとても充実した場。
講義は動画なども交えながら哲学から心理学、方法論まで多岐にわたる。
実技はスタッフが直接指導してくれる。
11人の組み立てを考えて、個人からユニット、チームへと広げて行く。
何故そのような行動をするべきなのか、具体的にチーム、相手チームをすべて含めて説明して行く。
コーチングのポジショニングやら声の大きさなど細かいところまで及んだ。
受講生はプロチームでコーチをする人も多く元プロ選手も多数。



