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最近思う事〜慈愛、思考、感受、興味〜
慈愛、思考、感受、興味。
学生の頃、僕はいつでもたくさんの視線を受ける場所にいることが多かった。
だがそれは僕が人に好かれることをするのではなくて、人が嫌がる事をしないだけなのではないかと思う事がある。
僕にはある種の能力というか偽りがあると感じるときがある。
別に自分ではそう感じないが相手からしたらもしかしたら偽りなのかもしれない。
それは色々な話を引き出しに蓄えて、誰かと話している時に、その話題で10の知識を持ち合わせている相手に対して3や4の知識で10にも魅せる事が出来る事である。
コトバの発するタイミングや思う存分の知識をかいつまんで話す事で、その知識に奥行きがあるようにみせるのである。
これは別に意識してやっているのではなくて、自然とそうなってしまう。
だから僕がわからない事柄に対して相手に質問を投げかけると、たまに『え、それわからないの?』という顔をされる事がある。
たまにそのまま話が進んでしまって、後に猛勉強して知識を得ないと話に着いていけないという事が過去にあった。
おそらくこれは行動にも出ていて、どこの国へ行ってもそこに長く居る人と勘違いされる。
明らかにアジア人なのだけれど、路を聞かれることも多い。
ただ単に老けているから年相応の反応をされただけという解釈も出来なくもないが。
その土地に馴染んで生活することが上手いのかもしれない。
僕は興味の惹かれた相手には素直になれる。
幼い時は自分をより大きく魅せて自分を過大評価して欲しいと思ったけれど、今は自分の事より相手をより知りたいと思う事が多い。
それは男性、女性関係なく。
おそらくそれは自分を誰もそんなに気にしていない事に気づいたからだと思う。
これはよくも悪くも海外で6年間生活してきたから感じる事が出来るようになった事と同時に『本を読む』という行為を行い始めたからだろう。
幼い頃に父と母、兄にあれだけ本を読みなさいと言われた事が最近はより理解出来るようになった。
本の中の世界は広大で自分のちっぽけさをより感じさせてくれるのと同時に、物事を一元的に捉えてしまいがちだった自分を二元的、又は多元的に捉える事が出来るようになった気がする。
まぁ偏にそれが幸せかと聞かれたら素直に『はい』とは応えられないけれど、そう感じるようになってしまったのだから仕方ないでしょう。
今季のリヴァプールについて〜正しい場所、人、方向に向かって十分にされた努力は報われる〜
今日は少しリヴァプールについて。
今季のリヴァプールはとても良い試合を繰り広げています。
特にスアレスとスターリッジコンビで50得点と名コンビに成り上がった。
その二人をサポートするようにスターリング、コウチーニョがいて、その後ろにはジェラードとヘンダーソンが中盤を固める。
ヘンダーソンは頭角を表して運動量も多く、色々な所に顔を出せる。
ジェラードは体力の部分やスピードは衰えてきてはいるもののポジション取りや、繋の部分、特にキックの精度は未だに高い。
スターリングもヘンダーソンと同様に今季頭角を表している。
スピードもあり、もう一段階レベルアップすれば、スターリッジのように大量得点も狙える選手だ。
コウチーニョはテクニカルな選手で決定的なパスやシュートが出来る選手でよりストライカーの近くで本領を発揮する。
交代で投入される事もあるが、しっかりと仕事をしてくれる。
スターリッジはスピードに加えテクニックの優れていて素晴らしい左足のキックを持っている。
相手ディフェンス陣の予想以上の動きと突破を見せ、決定的な仕事をする。
動き出しも素晴らしいが、もう少しバリエーションが増えて、動きに連続性が生まれてほしいところ。
スアレスはプレミアで久しぶりの点取りや。
前提に優れたボールテクニックがあるのだが身体の使い方が非常に上手い。
日本で言えば古武道のような推進力で突進してくる。
ディフェンスしにくいドリブルなのだ。
さらにFKも多く、決定的なパスセンスも抜群。
ディフェンス陣とゴールキーパーには不安が残るが、思いのほかゴールキーパーは良いプレーをしている。
ディフェンス陣は序盤から比べるとチームとして機能している。
スターリッジ、ジェラードが怪我から戻ってきてからのリヴァプールは特に強くなったように感じる。
そして何より、1番といって良い程大きい存在は昨季から監督を努めるロジャース監督だろう。
僕は毎週チェルシーU10の監督をしているブライアンとスクールで共にコーチングをしているのだが、彼は昔ロジャース監督と仕事をしていたという。
そして今シーズン始まる前に彼が言っていたのは
『僕は今まで共に仕事をしたり、観てきた中でロジャース監督は最高な監督である。選手のモチベーションもそうだが、戦術を選手に伝えるのが上手く良いトレーニングをする。今季リヴァプールは良いサッカーをするだろう、もしかしたらそれが素晴らしい結果にあらわれるかもしれない。』
僕は最近になってこの言葉が本当なんだなと実感している。
昨季のリヴァプールに比べて今季のリヴァプールはチームとしての完成度が高い。
上記に述べた選手の能力の高さは言うまでもないが、そこに規律とチームとしての方向性がついてきた。
選手の距離感だったり、パススピード、攻撃のバリエーションが素晴らしい。
どの試合を観てもリヴァプールの試合はスピーディーで退屈しない。
本当に素晴らしいと思う。
これを観て僕が感じるのはみんな努力はしているだろうが、大事なのは
『正しい場所で、正しい人と、正しい方向に向かって、十分にされた努力は結果として報われる』
と言う事。
結果として優勝するかはまだわからないが、チームを観て観客目線として結果がでているのは明らかだろう。
今季は最終説までもつれる可能性が出てきたプレミアリーグ。
僕も最終節まで見守りたいと思う。